不定期にて、酒屋さんから紹介してもらった飲み屋の名店を取材する企画、「飲み屋へ行こう」。

前回の「魚屋(ととや)ひろし」さんに続いての第三回となりますが、今回は「大阪屋酒店」さんからのご紹介です。

大阪屋酒店」さんとの話や、日本酒と焼肉のお話など、色々なお話が聞けました。

今回は、インタビュー形式からお送りしたいと思います。

「焼肉TABLEさんたま」 店長インタビュー

―よろしくお願いします。今回は、大阪屋さんからの紹介で来させて頂いたのですが、大阪屋さんとの出会いはどんな感じだったのでしょうか?

店長:大阪屋さんとは、元々、独立する前の国分寺で働いている頃からの付き合いなんですけど、最初は知り合いの知り合いからの紹介でした。今もですけど、先代の方にも凄くよくしてもらって、だからっていう訳ではないんだけど、自分が独立した後からお酒の方の仕入れをお願いすることになったんです。(店長は国分寺の「さんたま」にて学生時代からアルバイトを続け、卒業と同時に就職し、5年間働いた後に独立されています)

武蔵境の「焼肉TABLEさんたま」の店長であり エヌズダイニング株式会社 代表取締役 山田直樹 さん

―やっぱり、日本酒を仕入れる時のこだわりみたいなのってありますか?

店長:うちは地酒がメインなんですけど、やっぱり日本酒には季節感ってあるじゃないですか?ですから、季節感は大事にしながら、甘口・辛口のどちらかには偏らないようにはしてますね。あとは、お客様の要望とかも聞きつつ、大阪屋さんにも聞いたりしてってかんじですかね。僕も、仕事でお酒は扱っているけど、やっぱり酒屋さんの人って凄い詳しいなって思ったりします。

―酒屋さんはプロですからね。焼肉屋さんに日本酒って、結構珍しいなと思うんですけど、日本酒に合わせるなら、コレみたいなものってあったりします?

店長:うちは海鮮系を全く扱ってないんですよ。焼肉屋ですし。日本酒はやっぱりお魚との相性はいいと思いますよ。僕自身は焼肉とも合うと思ってますけど・・・お酒は好みとかもありますから・・・ただ、焼肉って網を皆で囲むじゃないですか?

―?そうですね。

店長:それで、一つの網を囲んでお肉を焼いて、話をしながら楽しむじゃないですか?僕の中で、その場に合う酒が日本酒なんですよ。内の日本酒は、徳利が普通なんですけど、お猪口に注いで注がれてっていうのがあるから、焼肉に合わせたお酒のツールが日本酒だと思うんですよ。網を囲んで話をしながら楽しむ酒。

―なるほど!!

店長:合わせるっていう回答にはならないかもしれないですが。

―場に合わせてっていう発想は新鮮です。

―大阪屋さんに聞いたんですけど、飯沼銘醸さんの「姿」を毎回入れているそうなのですが、なにか特別な理由とか、思い入れみたいなのがあったりしますか?

店長:美味しいっていうのは最大の理由ですし、僕自身も好きなお酒なんですけど、後は、インスピレーションというか語感というか、ラベルが好きなことと、「姿」の季節ものの名前もいいと思うんですよね。初しぼりなら「初姿」とか、夏酒なら「浴衣姿」とか。あとは、うちで働いている子達にも人気があって。日本酒あんまり好きじゃなかったアルバイトの子も「姿」を飲んでから日本酒好きになったっんですよ。そういうこともあって、個人的にもよく買うお酒ですね。

姿 純米吟醸 生原酒 Black Impact

―なるほど。確かに、姿は旨味が強いお酒ですし、またそういう意味でも初心者にもすすめやすい日本酒かもしれませんね。

本日は貴重なお話、ありがとうございました。

続いては、「さんたま」さんの焼肉についてのご紹介です。

焼肉のご紹介

なまタンステーキ

 562円

「さんたま」といえば、まずはコレという程代表的な看板メニュー。

新鮮な生の豚タンを厚切りにしてレアステーキに。牛タンより油が少なくあっさりしていると女性にも人気。

毎回、スタッフの方に切り分けて頂けます。確かに、これをキレイに切り分ける自信はありません。

豚タンには、大きいイメージはありませんでしたが、ド迫力の大きさ。

タンは一品目に注文される方も多いとは思いますが、さんたまさんのタンはやわらかく食べ応えがあり、味の方も抜群でした。

牛ハラミ&大根酢

752円 牛ハラミ単品 657円

濃厚にして食べ応え抜群、焼肉の定番の一つとも言える牛ハラミに、サッパリした大根酢を組み合わせた一品。

焼き上げた牛ハラミに、大根の酢漬けをのせて頂くこの品。

食べ応え抜群の牛ハラミが、大根の酢漬けの爽やかな酸味によって、濃厚でありながらさっぱりとした味わいに早変わり。

正直何枚でも食べられそうな気がしてしまいます。

和牛赤身&卵

943円 赤身単品 848円

今回、頂いた料理の中で、筆者イチオシの品がコチラ。

和牛の赤身肉を片面2秒ずつ程度軽く焼いて、卵をつけて頂く一品。

牛肉に卵ということで、すき焼きを想像しますが、全くの別物です。

卵に包まれたまろやかな赤身の牛肉から、噛むたびに肉汁が溢れ出して・・・

食べ応えも満足感もありますが、どこか気品を漂わせるような一品です。

今回取材させて頂いた「さんたま」さんは非常に美味しく、コスパも◎な焼肉屋さんでした。

日本酒だけでなく、焼酎もかなり揃っていました。

しかも、全てコスパ良好。

皆様、「肉が食いたい!」、「日本酒飲みたい!」という時は、是非、武蔵境の「焼肉TABLEさんたま」へ足をお運びください。

お店情報

焼肉TABLEさんたま

TEL.0422-26-4638

〒180-0023 東京都武蔵野市境南町2-1-23
営業時間/ 月~金
17:00~27:00
土・日・祝
16:00~27:00
定休日 / 不定休(仕入れ都合によりお休みを頂くことがございます)
駐車場 / 無し

武蔵境駅より徒歩三分

文責 石川

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