日本酒 Japanease SAKE

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登酒店:藤岡市は群馬県の南西部に位置し、緑と清流に恵まれた山紫水明な地です。
 御荷鉾(みかぼ)山から流れ出した清流が作る自然美の「不動の滝」、三波川の源流でもあり、その水はとてもきれいなので、季節によっては三波川の清流のほとりで昼間は川遊びが楽しめ、夜はホタルが見られます。
 そんな自然にも恵まれた環境の中、しかも田んぼの中に、「巌(いわお)」を醸す高井酒造株式会社があります。

 初代・高井作右衛門は近江国日野(現滋賀県蒲生郡日野町)より行商に出て、中山道を往来すること数十度、当時絹市として名高かった上野国藤岡(現群馬県藤岡市)にて二千坪の土地を借り受け、1729年(享保十四年)酒蔵を開設。屋号十一屋とします。

  当時、近江日野より出た行商人は、地元特産の麻布や椀、薬などを行商し、特に北関東、東北方面に中山道、東北往還を辿って進出。
 当時醸造先進地であった関西地方が本拠ということもあり、醸造関係のコネクションに長けていた為、行商で得た資本と、行商先での信用をもとに酒、醤油などの醸造業を立ち上げることが多かったといいます。

 日野の地元出身の店員を幹部に取立て、厳しい店法と団結による商売一途の姿勢と、この時代としては先進的な醸造技法の導入、また後背地に越後杜氏という、米の扱いに長けた杜氏集団を有し、これに上方の技術を導入したことで、既存の酒蔵を圧倒していきました。

 高井酒造の中心人物で、高井酒造専務の高井幹人氏は、この蔵元の11代目。
 高井専務は、慶応大学を中退後、京都大学に入り、大学卒業後は大手商社の営業をされていたという経歴。
 その後、蔵へ戻り蔵人として酒造りの世界に入りました。

 高井専務が目指す酒造りは「吟醸香が穏やかで、しっかりとした力強さと旨味、キレのバランス、華やかさよりも、お酒本来の旨味が飲み手に伝わって、またグラスを手にしてしまうような味わい」としています。

 県内では珍しく、使用酵母も7号系や9号系を中心に使用し、あくまで旨味重視の酒造りをしています。
 蔵の仕込水は硬水、アミノ酸も酸もしっかりと感じられ、適度な熟成期間を持たせた幅のある味わいが特徴です。

 巌(いわお)は、高井専務のコンセプトでもある「力強い旨味ある酒」。
 お酒を醸す為の仕込み水が硬水で、特に熟成させることにより豊かな幅を持たせることを念頭に置いた酒造りをしています。
 その為、なるべく原酒の状態で濾過をせずに、ゆっくりと時間をかけて寝かせることから生み出される角のとれた味わい。
 その時間を掛けることが、高井専務の大事な酒造りにつながっています。

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