松の寿

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登酒店：松井酒造店は、慶応年間に初代・松井九郎治が、良質な水が湧き出るこの地に新潟から移り住み、創業したと言われています。

　蔵の裏手に続く杉林から湧き出る、超軟水の湧水を仕込み水として使用。

　松は慶びの象徴として親しまれ、老松のゆかしき、たくましさを蔵名に託し「松の寿」と名付けられたと言われています。

　伝統的な手法をあくまでも守り、手間を惜しまず、一滴一滴に愛情を込めて醸しています。
　近年の杜氏の高齢化、及び人口減少を見越し、自ら酒造りの修行を積み、蔵元であり、杜氏である「蔵元杜氏」として、社長である松井宣貴氏が丹精込めて酒を仕込んでいます。

　平成18年11月21日に初の下野（しもつけ）杜氏として認定され、第1期の下野杜氏となりました。

　江戸時代に建てられた建物と増築した部分が入り混じる蔵。
　現在も和釜で米を蒸しています。

　もともとの基本ベースは9号系酵母ですが、出来たお酒に色気を出す為に18号酵母を独自のセンスで使用し、ジューシー感のある味わいを造りだしたり、現在は6号酵母や14号酵母も使用し、酒質の向上に努めています。

　優しくも味わいのある風味が特徴です。