八木酒造
当社は、名勝奈良公園の南東、春日原始林山麓の名水地「清水町」において、江戸時代以前に創業した酒造業「横田屋」を、大阪堂島の米商八木千之助が明治10年に継承し、今日に至ります。古くは「真鶴」や「八木正宗」の銘柄で全国新酒鑑評会受賞の額が今も残されています。また、明治28年の全国酒造家番付表で、付けだしの項に奈良で最も多い製造が記録されるなど、皆様には永くご愛飲いただいております。この伝統を受け継ぎ、恵まれた自然環境とご愛飲下さる皆様の声を大切にし、品質第一の酒造りに更なる努力を重ねてゆく所存でございます。
この蔵元について BREWERY'S DATA
代表者 | 八木威樹 |
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本社所在地 | 奈良県奈良市高畑町915番地 |
電話番号 | |
公式HP | http://sho-hei.cool.coocan.jp/index.html |
brewery profile 蔵元について・受賞歴など
― 奈良酒の由来 ―
「青によし」を枕ことばとする奈良の酒造りは、万葉・記紀の昔、
「味酒の三輪」に始まり、奈良時代から平城京や東大寺、興福寺、
春日大社などさまざまな地所で行われていました。
戦国時代末頃「多門院日記」に記されているように、興福寺を
中心とした僧坊で酒造りが盛んとなり、今日の清酒手法に繋がる
三段仕込み・火入れなどの先端技術を確立していきます。
豊臣秀吉の文禄慶長の役には“南都諸白(すべて白米で仕込んだ
品質のよい奈良酒)”が献じられ、天下の名酒として広く知られる
ようになり、江戸時代初期には五万石を製造する大酒造地と
なっていきました。
奈良酒が盛んになった一因に、春日大社の神山として古くから
保護されてきた春日山原始林の豊富で清冽な地下水が、名水として
利用されていたことが挙げられると「大和名勝志」などに記されて
います。
当社は、奈良公園南東、春日山原始林山麓に位置する名水地
「清水町」にて、江戸時代以前に創業された酒造業「横田屋」を
明治十年に継承し、長いあいだ奈良の代表銘酒として皆様に
ご愛飲戴いております。
この伝統を受け継ぎ、酒造りに恵まれた自然環境と、
ご愛顧いただく皆さまのお心を大切に、信頼と品質第一の酒造りに
惜しみない努力を重ねる所存でございます。
今後も変わらぬご支援を賜りますよう、謹んでお願い申し上げます。