銘柄により酒屋様に取扱いの無い場合もございます。予めご了承ください。
酒の神田屋:都美人酒造は昭和20年に島の南部の10軒の酒蔵が一つに合併してできた酒造会社で、酒銘『都美人』はその中の一軒が使用していた、元は伏見の酒造家の商標でした。
創業当初に存在した様々な銘柄から一番響きの良い名前を採用したいわれがあります。
米の持つ滋味を味と香りにどう生かすかを課題とし、酒造りの基本である山廃仕込を創業以来頑なに守り続ける時代に媚びない正統派の蔵であると自負されています。
山廃と速醸を併用することにより、やや厚味の酒質ながらスッキリとした中にも奥行きの深い味わいを生かし、特に燗上がりのする酒質は昔ながらの日本酒の神髄との評価を得ております。
平成24年の年末には山内杜氏が自身の経験に基づいて設計した、実に機能的な新しい麹室が完成、併せて洗米機、甑(こしき)、放冷機も一新。
いよいよ山内杜氏がそのポテンシャルをフルに発揮できる舞台が整ったわけです。
◆杜氏の紹介
さて、その山内邦弘杜氏は平成19年の造りから都美人酒造に招かれましたが、同社に着任する前は、「常きげん」で知られる鹿野酒造さん(石川県)において、能登杜氏の重鎮・農口尚彦杜氏の下で麹を担当していました。
酒造りにおいて最も重要な麹造りをあの農口杜氏が任すほどですから、そのことだけでも山内さんの力量の程がうかがい知ることができますし、新しい杜氏を探していた都美人酒造に『彼ならば…』と愛弟子の山内杜氏を推薦したのも他ならぬ農口尚彦杜氏だそうです。
都美人酒造に着任した初年度の平成19酒造年度の全国新酒鑑評会においていきなり金賞受賞という快挙を達成。
さらに平成22年5月の全国新酒鑑評会でも金賞を受賞し、着任してからの3年間で二度の金賞受賞という前評判通りの実力を内外に見せつけ、近年でもIWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)などでも上位入賞を果たすなど、今後の飛躍に大いに期待を持てる実力派です。
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