扶桑鶴、高津川

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深井中野酒本店：島根県西部、山口県と県境を接する益田市で絶えまぬ研鑽を続けてきた明治三十六年創業の蔵元です。益田市は柿本人磨や雪舟の所縁の地でもあり、すぐ北には日本海、南には石見の山々を望む自然豊かな土地でもあります。現在では5人となってしまった、地元出身の石見杜氏を中心に吟醸酒以上は600kg以下の小仕込みで行い、細心の温度管理で低温長期発酵させ、瓶燗、瓶貯蔵させています。良い米を十分に磨き、存分に手間をかけ、しっかりとした原料処理を行い、炭素濾過する必要のない力強い酒造りをしています。また、純米酒にも特に力を入れ、新酒時の味に惑わされず、低温で熟成させ、秋上がり、燗上がりする、何杯飲んでも飲み飽きしない、口に含んだときに広がる適度な柔らかな香りと、爽やかなのど越しが特徴の純米酒を醸しています。特に、島根県の酒造好適米「佐香錦」で仕込んだ純米吟醸酒には、爽やかな酸とするりと滑る喉越しがあり、オススメです。