謙信

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登酒店：「謙信」を醸す池田屋酒造は、1812年（文化9年）創業。
越後の名将「上杉謙信」が、川中島合戦の折、敵将武田信玄に塩を贈り美談を生んだ地であり
その時の「塩の道」の起点近くで創業したことから、その名にあやかり「謙信」と命名されました。

新潟の中では最西端の糸魚川市にあり、蔵元からほんの少し歩けば、そこはもう日本海。
世界的にも珍しい翡翠の産地としても有名な、とても自然豊かで恵まれた地域です。
蔵元の仕込水は、白馬山麓から湧き出る伏流水を濾過した軟水を使用しています。

「謙信」の顔ともいうべき池原達弘氏は、酒類総合研究所で酒造りを学んだ後、実家へ戻り、蔵人として酒造りを開始。
蔵で10年以上、蔵人として仕事に従事しながら、越後杜氏と二人三脚
地元でも愛されている、新潟らしい「淡麗辛口」の味わいの酒造りを追求。
そのレベルは、全国新酒鑑評会で何度も金賞を受賞するという快挙を達成。
小さな蔵の大きな実力が評価されはじめました。

そんな中、”世の中で売れているお酒”を醸すだけではなく、”自分が飲みたいお酒”を造ろうと思い
通常の仕込みとは別に、蔵全体の一割にも満たない生産量で無濾過原酒タイプを醸造開始。
越後杜氏の端麗で艶々とした酒造りに、旨みが豊かな幅のある味わいがリンクして
淡麗辛口ではない、芳醇旨口の「謙信」が誕生しました。