房の露 株式会社
まだ陸の孤島といわれていたこの球磨地方を昭和20年代に訪れた歌人・吉野秀雄は「球磨焼酎のよろしさは、ひとたび飲みてついに忘れず」と詠んだ。 今では球磨焼酎の蔵元も随分減ったが500年続くこの球磨焼酎の伝統と技術を生かしながらも、 伝統を継承するだけではなく新しい研究開発や設備を取り入れながら緩やかに伝統を創り上げていきたい。 また、海外からの参入も年々増える中この美しい水と米などの原料と澄んだ空気に恵まれた球磨地方の風土を生かし、この地でしか造れない本格焼酎の製造をめざしていきたい。
この蔵元について BREWERY'S DATA
代表者 | 堤 和弘 |
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本社所在地 | 〒868-0501 熊本県球磨郡多良木町多良木568 |
電話番号 | |
公式HP | http://fusanotsuyu.co.jp/ |
brewery profile 蔵元について・受賞歴など
本格焼酎の様な蒸留酒は、熟成させれば熟成させる程味がまろやかになります。「時間」だけが本格焼酎のより良い隠し味といえるでしょう。 貯蔵の方法を樽に求めたり、陶器の甕に求めたり、あるいはビンの中で熟成させたりしその方法も多岐におよんでいます。そうすることによって、味に深みと複雑な隠し味を生み出すのです。 球磨地方の大自然の中で房の露の商品群は、ゆったりとした静かな時間の中で熟成しうま味を深めています。
杜氏から杜氏へ受け継がれていくもの。そこにはどんな妥協も許さない、ゆるぎない信念と情念があります。杜氏が有形無形に伝えるもの。それが伝統という言葉になるのかもしれません。杜氏達が消さないで受け継いできた熟練の技に、杜氏一人一人の感性が加わり、それが個性となって、伝統の中から生まれる新しい息吹となって焼酎に溶け込んでいます。