日本酒 Japanease SAKE

森嶋、大観、富士大観

銘柄により酒屋様に取扱いの無い場合もございます。予めご了承ください。

登酒店:日立市の中心部から車で約20分。
 日立市北部の海岸・港町である川尻町に森島酒造はあります。潮の香りと波音が聞こえ、太平洋までは直線距離でなんと約30m。
 2mも掘ると砂地が現れるのですが、更に掘り進めますと、阿武隈山地南端の山々からの日本酒に最適な伏流水にぶつかります。
 この適度な鉱物質を含む硬質の天然水を敷地内よりくみ上げ、丁寧にそしてじっくりと仕込まれた酒が銘酒「大観」です。

 浜風の香る風土の中、年間を通して著しい気温の変化は少なく、製造・貯蔵には大変適しています。
 「こんな海近くにある造り酒屋は、全国的にも大変珍しいだろう」という土地で、明治2年(1869年)に創業。

 昭和20年の第2次世界大戦の戦災から逃れることができず、蔵や家屋を焼失。
 しかし、物資不足の中、幸い建材の大谷石を入手することができ、翌年には石造りの酒蔵を建造し酒造りを再開。
 当時の4代目の浩一郎社長は、地元の街復興にも携わり、水戸市出身である近代日本画の巨匠『横山大観』先生と深い交友がありました。
 酒豪の画伯は北茨城の五浦に住んでいた時、弊社の酒を愛飲し、ある年の新酒の味わいが非常に気に入り「大観」という名をつけてはどうかと命名したことから銘酒「大観」が誕生しました。昭和28年のことです。
 そして、その2年後の昭和30年には、難関とされていた全国新酒鑑評会において、初めて「金賞」を受賞。

近年の技術革新により、機械化・簡素化された中にも、どうしても人間の力でしか補えない部分が酒造りにはあります。
 判断や勘そしてひらめき、こうしたものを大切に、森島酒造ではあえて手造り・手作業にこだわりを持ち続け、製造可能な数量を丁寧に醸し出しています。

 26BYまでは杜氏による酒造りを行っていましたが、27BYからは蔵元杜氏による酒造りとなり、新たなスタートを切りました。
 数年にかけて設備投資も行い、さらなる品質向上、管理状態の向上に努めています。

 酒米の上品な旨味を表現した食中酒「大観」は、 “透明感” “香味のバランス” “フレッシュローテーション”をモットーにしています。

 2019年度から、限定流通ブランドを「大観」ではなく『森嶋』へリニューアル。
 ラベルも一新し、さらなる味わいの向上に取り組んでいます。

このお酒について DATA

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