蔵元の紹介 Brewery's data

Hue Foods Company

フエフーズはベトナムの古都フエに蔵を構え焼酎と日本酒の醸造を行っています。焼酎は16世紀頃朱印船貿易の拠点とされていたベトナムの港町ホイアンから琉球へ伝わったとされています。私たちは今もう一度原点に戻り、新しい焼酎の歴史を作っていきたいと思っています。ベトナムにある厳選した原料と日本の伝統技術のコラボレーションをベトナムから日本へ、そして世界へ広げていくことを目標としています。

この蔵元について BREWERY'S DATA

代表者 才田 善之
本社所在地 ベトナム:No.4 Road 114 Le Ngo Cat -Thuy Xuan Village, Hue City, Thua Thein Hue Province

日本:福岡県福岡市博多区光丘町1-2-30

電話番号
公式HP https://huefoods.jp/

brewery profile 蔵元について・受賞歴など

焼酎のふるさとベトナムで醸す

Hue Foods Companyは”ベトナムの最高の原料”を厳選し、”日本最新技術”とコラボレーションしたベトナム焼酎と清酒を1995年より醸造しています。『ベトナムの良さ』をベトナムから日本へ、世界へと伝えていくことを目指しています。

 

焼酎の歴史

ベトナム中部の港町ホイアン。そして王宮があったフエ。16世紀頃、朱印船貿易の拠点として栄えたこれらの町は、日本とも交易があり、日本人街もありました。

インドシナで生まれた焼酎はこの町で昔から愛され、海のシルクロードを通って、琉球に。 そして薩摩へ。

この技術が泡盛を造り、九州の焼酎文化を築き上げていきました。

 

 

ベトナムの米

米の品種を大きく分けると、インディカ種(長粒米)とジャポニカ種(短粒米)の2種類に分けられ、ベトナムの米はインディカ種になります。 沖縄の泡盛がインディカ種であるタイ米を原料としていることはよく知られていますが、ベトナムの米もタイ米と同等の品種となります。ベトナムもタイ同様に世界有数の穀物地帯を有しており、年2〜3階の稲作ができるため、一年を通して良質な新米の入手が可能です。
米は、水分15%を境として、硬質米と軟質米に分ける場合がありますが、フエフーズカンパニーでの使用米は神農IR−64(ベトナム国内品種名)で硬質米にあたります。硬質米は原料処理に適した米で、また、麹もつくりやすく、もろみ状態での吸水性や溶解性もよいなど、製造工程における取扱いも容易です。

 

ベトナムの水


工場所在の中部地域は、メコン川のような長い距離をゆったりと南に流れ、メコンデルタ形成する大河とは異なり、日本の地形と同じように山岳地帯(チェンソン山脈)から東側海岸線までの短い距離を流れる河川が中心です。当工場で使用している水はキンフォン山の伏流水と言われています。
フエフーズカンパニーがあるフエ市内には、同社以外に、地ビールであるフダビール(オランダ・カールスバーグ社資本)の工場があり、隣のダナン市にはベトナムコカ・コーラ社の工場もあります。
上記他社工場と原料水は世界共通規格のもと一定の水を造りだしており、当工場の酒造用水も同じ手法を取り入れ、膜処理を導入しました。

杜氏紹介

杜氏:関谷聡

1954年生まれ
東京農業大学 醸造科学科を卒業
京都・伏見の酒蔵で20年間勤めた後、ベトナムの広大な田園風景に感動し、2002年より杜氏として就任。
その後、ベトナム初の日本酒技術士となり皇太子様から激励を受ける。また漫画『ホロ酔い酒房』にてキャラクターとして登場。
180種類のベトナム米すべてを活かした酒造りを目指し、変わらず精進中。

チュン Nguyen Thanh Trung

1973年生まれ
ダナン技術大学を卒業後、弊社工場完成直後に入社(1997年)。
入社当時から興味があった酒造りを行っている。
関谷就任後は、日本の伝統的な酒造りを学びながら、ベトナムの素材の良さを活かした酒造りを日々研究している。
自身最初の商品である「越の一」はベトナム(越南)初の清酒であるため、「越の一」には特に思い入れ持っている。
現在は、関谷の後継である『杜氏』を目指し、日々奮闘中

Japanese SAKE lineup 蔵元が出しているお酒

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