不定期にて飲食店の名店を紹介する【飲み屋へ行こう】。
今回は、天吹酒造の「天吹」に焦点を当て、蔵元から酒屋、酒屋から飲食店へと続くリレー記事になります。前回の【酒屋へ行こう】「酒の秋山」はこちら。
食と和酒の店 暁(あかつき)
「酒の秋山」から徒歩一分未満。江古田駅から徒歩4分の位置に「食と和酒の店 暁」はあります。「酒の秋山」と同様に、秋山店主が運営しているお店なので、お酒の揃い、管理も間違いなし。
前回の記事で、高いお酒の口を開け、実際に利酒してしまうと、どうしても赤字になるという問題を提示しましたが解決策はこちら。口を開けたお酒を、「暁」にて提供しているんですね。
さらにお客さんに嬉しいお裾分け。一瓶5000円以上するお酒は、なかなか気軽に手を出しにくいものですが、「暁」ではそうした高級酒を、おひとり様一杯限り!半合500円で提供しています。
総席数29席の「暁」には、一回にカウンター席と、テーブル席。地下にお座敷があります。
通常、仕切りがあり、落ち着いた少人数でのご利用に向いた間取りから、宴会時には最大29名までご利用が可能。
円卓の可愛らしい3人席もあります。
こだわりのお料理 & お酒!
「暁」の魅力は地酒にとどまりません。
料理人の方から食材まで、秋山店主が足をつかってリサーチを重ね、こだわりが詰まったお店です。今回はそのなかから2種のお料理と2本のお酒をご紹介いただきました。
お刺身の盛り合わせ。
この日は生マグロ、関ブリ、のどぐろ、マイワシ、サーモン、タチウオと全国各地のお魚でした。今年は魚と野菜が高騰して大変ですが、そのなかでも味はもちろん、できるだけ天然モノと旬に拘っているそうです。
これらお刺身は抜群に旨く、この日のおひとり様一杯の限定酒、「醸し人九平次human」とのあまりに贅沢なひとときはまさに至福。
つづいて、青森県五戸の村越シャムロックのたたき。
そもそも「暁」でシャムロックを扱うようになったのは、「陸奥八仙」で知られる八戸酒造さんから紹介されたのがきっかけ。
同じ土地の、同じ生産者からの紹介なので間違いなく信頼できる!と、いくつものシャモロックを実際にリサーチして、これだ!と惚れ込んだのが村越シャモロックだったそうです。
ポン酢をかけて実食。
弾力が強く、旨味に溢れ、油がアッサリ。
軍鶏のかけ合わせの鶏ですから、筋肉質であることは予想していたのですが、旨味は予想の遥か上をいかれました。油のジューシーさが鶏の旨味を増す、揚げ鶏のような料理とは対照的に、油が抑えられて食べやすく、確かな歯応えに豊かな旨味が広がります。
あわせるお酒はこちら。
華やかで濃いめ、肉ともイケる旨口のお酒を、シャモロックのタタキにあわせてグイグイと。冒涜的な愉しみです。
他にも、「食と和酒の店 暁」では地元練馬の野菜や、こだわりの干物等。一回のお食事では楽しみ尽くせない、魅力の詰まったお店です。
お店情報
食と和酒の店 暁
ぐるなびページ https://r.gnavi.co.jp/e770600/
営業日・時間
月 定休
火~木・日 17:30~24:00
金・土 17:30~翌2:00
江古田駅から徒歩4分
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