今回の「酒屋へ行こう」は、千葉県は船橋市にある「矢島酒店」さんにお邪魔してまいりました。

昨年の夏に、「風の森」や「鷹長」で有名な油長酒造(ゆちょうしゅぞう)さんにお邪魔させていただいたのに引き続き、「風の森」を扱っている酒屋さんにインタビューできないかということで、今回のはこびとなりました。

矢島酒店

「矢島酒店」は東武線アーバンパークラインの馬込沢駅から徒歩3分の地に居を構えており、県道59号の木下街道沿いの好立地でもあるので、電車+徒歩だけでなく、車でのアクセスにも便利な場所です。もちろん、駐車場も完備されています。

そんな矢島酒店のキャッチコピーは、「飲みたい酒がある」。そんなキャッチコピーからも分かるように、辛口や甘口、フルーティーな酒や淡麗なお酒など、様々な種類のお酒がそろえられています。更には、いわゆる手に入れづらいとされる様々なプレミアムな日本酒もかなり置かれていて、一度足を運んでみると目移りが止まらない圧巻のラインナップです。


清潔感のある店内

元々は、ビールがメインで、タバコなども販売していたいわゆる「町の普通の酒屋さん」だったそうですが、地酒に切り替えて現在のスタイルに行き着いたのだとか。

気になったお酒を飲んでみて、気に入ったら、店に置いてもらえるように、酒蔵に訪問して取引をお願いするそうです。

全ての商品がきっちり管理されており、今回特別に倉庫の方を見せて頂きました。

倉庫内は-5度で管理されている(-5度は日本酒の保存に最も適した温度帯)

ちなみに、矢島酒店では現在でもビールの取り扱いはあるそうですが、全てが地ビールなんだそう。ビール一つとってもみても、こだわりが感じられます。

風の森

矢島酒店が「風の森」の取り扱いを始めたのは、3年程前の2016年の頃からのこと。「この酒屋さんはしっかり内の商品を管理し、扱ってくれるのだろうか?」そんな酒蔵様の疑問を払拭して、取引をスタートさせたのだとか。矢島酒店も油長酒造さんとの取引にいたるまで、3年程の時間がかかったそうです。よく耳にする話ですが、酒蔵さんにとって自分のお酒はまさに自分の子供のような存在なのかもしれませんね。

「やっぱり、山本さん(油長酒造の代表の名前)の酒質へのあくなきこだわりは凄いなと思います。よく「風の森」の特徴に炭酸をあげる人がいるんですけど、「風の森」の炭酸は、美味しい生酒をいかに劣化させないように保存できるかというのが、中心になっているものなんです。だから、「風の森」にとって炭酸はあくまでも複次的なものなんですよ。もちろん、販売する側である僕たちも丁寧にかつキチンと管理しないといけないですけどね」

そんな矢島さんに「風の森」のオススメを聞いてみると、「風の森 雄町80」と「風の森 山田錦 80」をすすめて頂けました。

風の森 雄町80

「「風の森」の特徴は、変にフルーティー過ぎず、コストパフォーマンスがとてもよくて、味の選択肢が多いことだと思うんですよ。もし、甘くて芳醇なお酒が好きな方だったら、「雄町80」がオススメですね。料理を合わせるとしたら、旨味と甘みののった肉料理なんかがとても合うと思いますよ」とのこと。

牛筋の煮込みや、豚系の串焼きのタレなんかがベストマッチなのかもしれません。

風の森 山田錦80

「「風の森」は少しずつ楽しめるように造られている日本酒なんです。回旋して二日~七日たっても、味の違いを楽しめますし、時間がたっても最初から最後まで楽しめるのが魅力なんですよ。もし、少しシャープなお酒が好きな方だったら、「山田錦80」をおススメしますね。料理と合わせるなら、カルパッチョとか刺身、お寿司なんかがとても合うと思います。シャープで飲み飽きしないので、いくらでも飲めちゃいますね。だから、少しペースを落として飲まないと、すぐになくなっちゃうから、ゆっくりと味の変化を楽しめないお酒なんですよ(笑)」というお話でした。

終わりに

矢島酒店さんはとても品揃えがいいお店です。きっと、あなたの「飲みたい酒がある」お店です。是非、一度足を運んでみてはいかがでしょうか?

矢島酒店の取扱銘柄や詳細情報を知る

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