ふくはら酒店
去る2018年1月末日、JR御徒町駅から徒歩10分「ふくはら酒店」にお邪魔してきました。
御徒町駅南口から出て少し歩き、南東の落ち着いた住宅街の方面に進むと、ぱっと明るいレンガ通りがあらわれます。「すえひろレンガ通り」という通りだそうで、その短い通りに一際お洒落な外観の酒屋さんが見えてきました。ラフな格好をしたお兄さんや、スーツ姿のおじさんが出入りしています。
公式HPの自己紹介を引用します。
当店は東京は下町、御徒町にある、日本全国の日本酒とマキコレワインそして本格焼酎、世界各地のビールなど取りそろえる酒屋です。「ワインアドバイザー」と「きき酒師」の資格を持つ店主が初心者の方から愛好家の方まで、懇切丁寧に応対いたします。
おいしい酒を中心に人と人が繋がり合い、コミュニケーションを深め、お客様の幸せな機会が増えるお手伝いをする。 」以上を基本的な考えとして営業しております。
ふくはら酒店のワイン
おすすめしているのはマキコレ(※)ワインですね。ワインの世界では、残念ながら安易に「自然派ワイン」と謳って、例えば無農薬であったり、保管や移送に関して、質の良くない商売が行われている場合があります。現状、「自然派」=「美味しいワイン」とは言えなくなってしまっているので、一つの基準にマキコレワインがありますし、自分で実際に確かめて、美味しいワインを揃えるようにしています。
私はワインに関しては不勉強なもので、例えば「認証ありきのワイン造りと、ワイン造りに条件の良い年が3年続いたおかげで、結果的に認証になったワインだと、後者の方が美味しかったりするんだよ」というのも初耳でしたし、福原さんの説明が大変面白いので、自分だったらまずこのワインを買ってみたいなと具体的な興味を掻き立てられました。
御徒町でつくっているワインもありますよ。国内のワインもおもしろいものがたくさんあります。
ワインの紹介をうかがっていると、どうしても気になってしまい、後日ふたたび「ふくはら酒店」にお邪魔して、マキコレのアルザスワインを2本買い、飲み比べてみました。辛口ドライの美味しいワインで、普段飲みなれたお酒の傾向に近いのもあり、とても幸せな週末を過ごせました。
天吹酒造について
「ふくはら酒店」では、「蔵こん」でもお付き合いがあります「天吹」を扱われていますので、少し掘り下げてインタビューさせてもらいました。
「ふくはら酒店」では、常時「天吹」を置いているわけではなくて、「これは」というものをスポットで置いていますね。ですから、いつもあるわけではありませんが、そこそこの頻度で珍しいものを置いています。
―天吹さんは種類も多いですし、花酵母をはじめ、おもしろい試みをされますからね。
そうですね。5,6年前でしょうか。花酵母は出始めのころは派手なお酒で、性質が掴み切れていないからか、ちょっとまとまりの悪いお酒になってしまいがちな印象がありました。そのなかで「来福」さんと「天吹」さんはいち早くモノにして、洗練した、すっきりしたお酒を造られていましたね。
佐賀県のお酒は味わいがしっかりしたものが多い印象があり、しっかりした味付けの煮物や、濃い目の醤油に相性が良いかなと個人的に思っておりますが、「うるとらまりん」はあっさりした刺身や、酢の物に好相性をみせます。
お店情報
ふくはら酒店
公式HP http://www.fukuharasaketen.com/
住所
東京都台東区台東3-6-8
TEL 03-3831-2235
営業時間
平日:9:00am~8:00pm
土曜:9:00am~7:00pm
定休日
日・祭・第2、第4土曜日
JR山手線 御徒町駅より徒歩10分
東京メトロ 日比谷線 仲御徒町駅より徒歩7分
都営地下鉄 大江戸線 新御徒町駅より徒歩5分
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